生体はどこで入手すべきか

これまでの記事で最低限調べておかなければいけないこと、また産地や亜種、累代表記といったことはなんとなく理解していただけたかと思います。この記事では生体をどこで入手するべきなのか解説したいと思います

生体を入手する方法は

・自分で採りに行く

・専門ショップで買う

・ホームセンターのペットコーナーで買う

・オークションで落札する

・個人のブリーダーから購入する

以上の方法が考えられます

国産のクワガタやカブトムシは自分で採集するという人も多いと思います。もちろん、国産種であっても採りに行くのが面倒くさいという人やスズメバチなどが怖くていけない(当HP管理人はスズメバチが怖いです)という人は採集せずに買うこともあります。

逆に外国産に関しては採集するには海外へ渡航し、採集、日本に持ち込むために検疫とそれらに掛かる費用と書類、手続きを全て自分でしなければいけないので自分で採集しに行くのは非常にハードルが高いです。

更に言えば海外は日本と違って国の法律に加えて州によって法律が違い、加えて宗教上の法律もあります。これらを破れば当然ながら罰金刑や逮捕・拘束されることになりますから、よほど人脈があれば別ですが自分で海外に採集にいかないほうがいいです

となると外国産の生体を入手するのは残りの4つの中からという事になります。

購入目的が夏の間の観賞用であればホームセンターのペットコーナーで買っても専門ショップから買っても何も問題ないです。それでもきちんと夏が終わっても死んでしまうまできちんと飼育してください。もし、逃がせばいいや、と思ってるなら絶対に買わないでください。

もし、ブリードを目的としたものであればホームセンターのペットコーナーで買うのはあまりお勧めしません。一部の店舗では専門ショップ並みの品ぞろえと知識を持ったところもありますが、飼育知識面においては基本的には店員がほとんど素人同然の所が多いです。

それと専門ショップに比べて値段が高い割には状態が悪かったりすることも多いです。

また、夏休みにシーズンに入ってたくさんの外国産クワガタが陳列されることがありますが外国産のヒラタクワガタが産地もなにも書かれずにオオヒラタとだけ書かれて販売されているのを見たことがあります。仮にスマトラ島だとしてスマトラ島には大型ヒラタがスマトラオオヒラタとアルキデスが生息していますのでスマトラの♂にアルキデスの♀がペアで売られいたりその逆のパターンの可能性もありますので購入の際にはきちんとペアが同種か確認する必要があります。しかし♂ならともかく♀は熟練者でないと区別は困難です。

上記の記事で大きさ、寿命、飼育温度を最低限調べてほしいと書きました。そうするとそういう情報に合わせて産地や亜種という言葉が記載されているこ...

で記述したと思いますが飼育において産地と亜種はきちんと把握して種としての特徴を守ることが大切なので亜種や産地が不明確な個体は買わない方がいいでしょう 。

逆にしっかりと種類、産地が明記されていればホームセンターであっても何も問題ありません

そうなれば残されたのは残りの3つです。その中で最もオススメなのが専門ショップから買うのが確実です

やはり専門ショップですので生体も用品も品ぞろえが豊富で飼育方法も的確なアドバイスをしてくれるところも多いです。また、近年はネット環境の発達で店舗だけでなくHP兼ネットショッピングサイトを開設しているショップも多いので近くに店舗がなくても専門ショップから購入できますので先ずは専門ショップから購入しましょう。

残りはオークションと個人のブリーダーから購入するですが、個人のブリーダーから購入するにはまずはその人から信用を得る必要がありますから時間をかけるしかありません。その分、飼育方法なども教えてもらえる場合もありますから飼育に少し慣れてきたらいろんな人と情報交換も兼ねて交流してみるのもいいでしょう。

オークションを利用した場合ですが、ショップから購入するのに比べて安く落札できることも多いです。

ただし、出品している多くはショップの人間ではなく趣味でやっている個人の方です。ですので生体のデータがはっきりしなかったり、商品説明欄にあるサイズと実際のサイズに誤差があったり、梱包が雑だったりすることも珍しくないのである程度の割り切りは必要です。

また、残念なことに高額な種類の幼虫を出品していると見せかけて実際に送ってくるのは国産カブトムシの幼虫、などの詐欺を行う人間も存在します。ですので高額な種類を落札しようと思うのなら、生体に対しての正しい知識とそのような疑わしい出品を見分ける眼が必要になります。

ですが、悪いことばかりではなくオークションにはショップでは採算が合わないためブリードしないような種類もよく見かけます。また、現在では野外品の入荷がないような種類でも個人の方が細々とブリードを続けていてこそっと出品している、なんて時もあります。意外と掘り出し物も多いので知識を身につけたうえで利用してみましょう。

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