ミヤマ系の飼育

飼育するには低温環境が必須なミヤマクワガタ系、しかし一度はまると抜け出せないほど魅力的な種類でもあります。ミヤマ系を飼育するには18℃以下で飼育できる環境が必要で、ワインセラーで管理したりエアコンで一部屋まるごと低温環境にしてしまう方法が用いられます

ユダイクスミヤマ

ヘルマンミヤマ

カンターミヤマ・コラシ

フライミヤマ

ウェムケンミヤマ

クラーツミヤマ

ミシュミミヤマ

100mmを越える大型種のユダイクスから50mm程度の小型種まで幅広い種類がいるミヤマ系ですが、いずれの種類も18℃ほどの低温環境での飼育が必須です。

飼育難易度はユダイクスなどの大型種はさほど難しくないのですが、クラーツミヤマを筆頭にヒメミヤマと呼ばれるグループは産卵難易度、飼育難易度が高いです。なので慣れないうちはヒメミヤマと呼ばれるグループは避けて、慣れてきてからチャレンジしたほうがいいでしょう

入手方法は東南アジアの個体に関しては野外品の入荷があるものの、ユダイクスをはじめとしたヨーロッパ方面の個体はほとんど入荷がありません。ですのでヨーロッパ方面の個体はブリード品を購入することになります。

産卵方法はマット産みがメインになります。が、足場代わりに柔らかい材を埋め込んであげると材とマットの境目にも産卵することがありますのでケースに余裕があれば材を入れてあげると産卵する確率が上がります。

飼育方法はカワラ菌糸でも飼育が可能な種類もいますが、マットでの飼育が無難だと思います。ミヤマ系は基本的に1年1化するグループと2年1化する分かれて羽化します。ですので幼虫ペア1組で飼育するより複数のペアで飼育をお勧めします。

ただし、ヒメミヤマ系は現在飼育方法が確立されているとは言い難く、大型ミヤマより小型にも関わらず羽化するまで時間がかかるケースが非常に多いです。中には4年ほどかかることも!

ミヤマ系は羽化するとそのまま半年~1年ほど休眠することが多く、夏頃に羽化した個体は翌年のGW頃から活動を開始します。ただし、生息している地域によっては18℃ほどで管理していても通常のクワガタ並みの休眠期間で活動を開始してしまうことがあります。当HP管理人の場合はクラーツミヤマでそのような経験をしており、その場合は更に低温、具体的には冷蔵庫の野菜室などの1ケタの温度で管理すれば再度休眠することを確認しています。

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