オオクワガタ系の飼育

日本のクワガタで最も飼育数が多いのがオオクワガタ、それゆえに熱狂的な飼育者も多く存在します。しかし、かつては中国のオオクワガタであるホペイがそれを上回るブームを巻き起こしていました。

ホペイ専門店やホペイの名を冠したHPなども存在したほどです。そんなオオクワガタの仲間は海外にも多くいます

オオクワガタ

ホペイオオクワガタ

クルビデンスオオクワガタ(亜種ババイ)

アンタエウスオオクワガタ

ほかにもグランディスオオクワガタ、パリーオオクワガタ、ツノボソオオクワガタなどいろんな種類がいます。また、生息地も島だったりベトナム~中国、インドだったりと非常に広範囲に生息していて各種が様々な亜種に分かれています。

オオクワガタは日本のクワガタなので温度管理しなくても問題なく飼育できます。外国産であれば日本のオオクワガタと亜種違いであるホペイが同じ感覚で飼育できるので特別な飼育環境を用意する必要がなくオススメです。

アンタエウスオオクワガタに関しては低温で飼育しないと羽化不全になったり、小型個体ばかり羽化したりと大型個体を目指すのであれば温度管理が必須な種類です。

入手方法としては多くの種類が野外品がコンスタントに入荷しています。また、ブリード品も出回っているので野外品を飼育するのかブリード品を飼育するのか選びやすいです。

産卵セットはオオクワガタ系は材産みがほとんどの為、材を用いた産卵セットを用意します。特別な産卵セットを用意する必要はなく、

このように加水した材を転がしただけでも十分産卵します。もしくは

材をマットに埋め込んでしまう方が幅広く対応できるのでこちらの方法で産卵セットを組む方も多いようです。

飼育方法としてはマットでも菌糸でも飼育する事が出来ますが、可能な種類であれば短期間かつ大型化する菌糸での飼育がオススメです。

幼虫期間は多くの種類は 菌糸で飼育した場合は8~10カ月くらいで羽化する事が多いです。ただし、低温で飼育した場合はその限りではなくアンタエウスの場合は16℃ほどで飼育すると幼虫期間が2年近くかかったりする場合もあります。

羽化ズレに関しては♀が♂の半分の期間で羽化したりするなどどうしても羽化ズレが発生する傾向があります。ですが、オオクワガタは寿命が長い種類が多く多少の羽化ズレがあっても累代にはそこまで影響しない事が多いです。

インドネシアの離島に生息している種類はあまりないと思いますが、日本と同じように四季ある中国や夏と冬のような温度差があるミャンマーやインドに生息している種類は飼育していると温度を一定に保っていても休眠(冬眠)してしまう事がありますのでそのような状態になった時は素直に眠らせてあげましょう。

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