ゾウカブト系の飼育

最大のカブトムシがヘラクレス系なら最重量のカブトムシは間違いなくゾウカブトでしょう。有名なゾウカブトといえば

レックスゾウカブト(アクティオンゾウカブト)

エレファスゾウカブト

ギアス・ルンブケリ(ルンバッシャー)

ほかには有名どころではマルスゾウカブト、ラミレスゾウカブト、ヤヌスゾウカブトでしょうか。ゾウカブトと言えば巨大な個体ばかり思い浮かびますが、実際にはパチェコやテルシテス、ヨルゲンセンなど50mm程度のスモールメガソマと呼ばれる小型種もいます。

ゾウカブト系は近年、再分類が繰り返し行われており、今までアクティオンゾウカブトとして流通していた個体のほとんどがレックスゾウカブトに分類されたり、ギアス・ルンバッシャーとして流通していた個体が一度は原名亜種に分類された後にルンブケリに再分類されるなど今後も分類学上の動きは激しいと思われます。

ゾウカブトは南米に生息しており野外品の入荷は非常に稀です。ですので入手方法としては基本的にはブリード個体を購入することになります。

産卵はカブト系のオーソドックスなもので大丈夫です。ただし、レックスゾウカブトやエレファスゾウカブトなどの大型種はヘラクレスの♀より大きい事が多いので大ケースで2週間程度でこまめに割り出しながらセットしていく方がいいでしょう。もし幼虫で回収したい場合は衣装ケースなどの大型のケースでセットする必要があります。

ゾウカブト系の幼虫は多少の事があっても死なない非常に頑丈なイメージを持たれている事も多いのですが、実際に飼育してみるとマットの劣化には比較的敏感で孵化したばかりの初令幼虫が死にやすかったり、3令になっても成長不良をおこしたりするため、マットがドロドロになるような状態は避けるようにしましょう。

その点だけ気をつければ大食漢なのでマット切れを起こさないようにマット交換をしていくだけなので難しい点はなく飼育しやすい種です。

幼虫期間はエレファスやノゲイラなどで1年半ほど、レックス(アクティオン)やマルスで2年程度、ラミレスで4年程度あります。ざっくり言うと毛がある種類は比較的短い種類が多く、毛がない種類は幼虫期間が長い傾向があります。

幼虫期間が長い種であっても基本的に体重がどんどん乗るのは最初の1年程度なのでそこでどれだけ大きくできるかがポイントになります。

羽化ズレは大型カブトにしてはほとんどなく、体重がどんどん乗る1年目だけ単独飼育して体重の乗りが落ち着いた後は大きなケースでペアで同居飼育すれば累代出来ないほど大きな羽化ズレはあまり起きないと思います。

幼虫期間が長いのは・・・・という人も多いですが、こんな巨大な幼虫を長い期間見れるのは大きな魅力だと思います

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