今までほとんど飼育したことがない方からよく
「クワガタ(カブトムシ)は日当たりが良い場所で飼育すればいいのですか?」
と聞かれるのですが、それは大きな間違いです
と、いうのもクワガタやカブトムシは一体どこに生息しているのでしょうか?
そうです。

森や山に生息しています。森や山には木が茂っているおかげで日の光があまり差し込まず夏でも比較的涼しいです。
また、クワガタやカブトムシは昼に行動することは少なく、昼間は大抵は土の中で休んでいるか木の枝の裏側や木のウロなどで休んでいます。そして夜になってから樹液を舐めに行動を始めるのです。
そう考えるとクワガタやカブトムシは日の光はあまり得意ではありません。むしろ苦手でしょう。また、気温が高い昼間は日の当らないところで休んで夜になって気温が下がってから行動を始めるということは暑さにも弱いです。
仮に「直接、日の当たる暑い場所」でクワガタやカブトムシを飼育したとしましょう。
結論から言えばあっという間に弱って死んでしまいます。
では、飼育に適した環境とはどんな環境でしょうか?
上記のすぐに弱ってしまう環境と逆の環境だと考えれば簡単ですね。
つまり
「日の当らない涼しい場所」です。
更にざっくり言えば
人が居心地がいい場所がクワガタやカブトムシにとっても過ごしやすい環境なのです
夏は日の当らない風通しのいい場所で、冬は日が当たらず温かい場所で、というのが基本線です
国産のオオクワガタやヒラタクワガタは冬は冬眠しますので家の中であれば加温する必要はありませんが、外国産であれば冬は暖かい部屋で飼育しましょう。
それに気をつけるだけで今までより長く飼育することができるかもしれません。国産のカブトムシでも12月頃まで生きていた、という話も?。